営業苦行

外壁塗装の営業マン---お声を掛けて下さる方もいる[2]

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インターホン越しに見られているわけだ。

丸見えである。

家によってはそれ以外にCCDカメラまで

設置されている。

それを理解してインターホンを押す。

 

飛び込み営業の面白さと難しさ

想像して自分でやるとしたら抵抗感がある。

度胸だと思っても100軒訪問して行くうちに

度胸も何も関係ないことに気付く。

 

訪問目的が解ってしまえばドアは開かない

訪問営業のおかしさがある。

ヤクルトの販売員はしっかり挨拶してくれる。

互いに苦しさ辛さが解るから。

 

ピンポーン♪♪~

「どちら様?」

「お約束させて頂いているJcomです。」

 

「どうぞ~」

有線放送(光回線)等のセールスは

アポイントメントを取っている。

 

しかし、150人が全部断るわけではない。

なかなか外壁塗装の価格や情報を

教えてくれる人に行き会えない人もいる。

 

しかしそれも困ったものでセールストークを聞いてくれない。

兎に角、最も安く塗る方法を聞いてくる。

しかし取扱は最高級では無いかもしれないが上等な塗料を使う。

 

いかさまな価格を出すわけでは無い。

ネクタイを締めながら狭いところに入りメジャーで正確に採寸する。

何処か近所の高いところから屋根の具合も確認し写真撮りする。

 

何処か見逃してはいけない重大な不具合が無いかを確認する。

雨樋の様子も確認しないと交換する場合もある。

コーキング材の使用量も全体でどの位あるかも測量する。

 

近所の塗装屋さんと比較したら結構真面目に計算している。

中には洗浄面積と塗装面積が同じ面積で計算された見積書も見掛ける。

誰も悪意はないのだけれど解っていただけない。

 

悪い奴が多いから嫌われる

宗教関連の訪問営業さんはインターホンカメラを台紙で隠し話をしている。

ひどい地域になるとポストに不動産のチラシが山のように入れられている。

聞くところによると土曜日の午前中でポストが一杯で肝心な郵便物が入らない。

 

あんまり出て来てくれないと最後の手段を取るヤツがいる。

「宅急便です。」

これは間違いなくモニターを確認せずに明けてくれるだろう。

 

そう言う輩がいるから訪問営業は悪者扱いにされる。

ペンキもいいかげんな者を使用する塗装屋が居るからいけない。

但し、外壁塗装は”待ち”の営業では負ける。

 

飛び込み営業が先手必勝で強い。

経験上、午前中の訪問が成約率が高い。

結構出て来て下さる。

 

1日の営業が初めの5軒で勝負がつく。

ずるずる訪問していい結果は無い。

また変に知識がつくと扉は開かない。

 

投げるボールは直球だけ。

年配の方は綺麗にしたがる。

しかし、息子さんや娘さんが飛び込みは駄目!

 

何も悪いことをしているわけでは無いんだけれど

それが解って貰えない。

しかし、世間は飛び込みだからと言って嫌う人ばかりでは無い。

 

中には真夏の暑い盛りに家に入って涼んでいくように言って下さる方もいる。

ちょっと見て貰おうかと言う人も出て来る。

なんか急に来て言われるままに工事をしてもらったが良かったよ。

 

営業は決して上手ではありませんが

自分は営業が大好きです。

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