製菓菓子

チューイングガムの落日

投稿日:2018年2月2日 更新日:

https://pixabay.com



 

板ガムの需要が激減した。

700億円あったロッテの板ガムが100億円まで落ちた。
(年間の生産量)

粒ガムに移行して行ってしまった。

ガム全体の売り上げが落ちている。

チョコレートがビックリするほど伸びている。

ガムはポイ捨ての問題がある。

暫くは蘇らないであろう。

 

 

板ガムがコンビニから消える日

 

昔、ホンダのアコードの顧客をシビックが奪ったことがあった。

ロッテは板ガムを独占していた。他に板ガムを販売している企業はほとんど無い。

1点クラシエ(旧カネボウ)が『歯磨きガム』を板ガムで販売している。

うっかりすると『ノータイム』(ロッテのキューブ状ガム)と勘違いして購入してしまう。

 

本来板ガムはアメリカの専売特許商品だった。

リグレーが北米での板ガムメーカーとして隆盛を誇った。

今もバークシャー・ハサウェイとマース社に買収されましたが、これから売り上げを伸ばして行くことになる。

 

日本でこれ程までに板ガムをロッテが独占して来たことに今回気付きました。

どうしてこれ程までにロッテの独占状態になったのでしょうか。

ガムと言う菓子の範疇で地球規模で見ればリグレーやキャドバリー(アダムス)が圧倒的なシェアーを持っている。

 

強いて言えば日本のマーケットが独特な風土を持っているからだ。

簡単に言えば英語圏ではリグレーやキャドバリーが圧倒的だ。

日本は英語圏なのかどうかは拙生の判断では決めることは出来ない。

 

恐らく国内での共通言語として英語の使用率は低い。

市場としては各国から目を付けられているがなかなか入り込む余地がない。

そして日本人は早くから海外の商品を自国に持ち込み独自に付加価値を付け逆に世界に向け販売攻勢を仕掛けていることが挙げられる。

真似をしながら付加価値を増大させ販売していく手法はお家芸でもある。

そのロッテもガム以外の商品では森永や明治、グリコの商品を真似しながら利益率の高い板ガムの利益で高い付加価値を持たせた競合品を市場に溢れさせた。

ロッテが板ガムを死守出来た背景には天然チクルの輸入分を独占的に買い込んでいたからだ。

 

加えて板ガム製造兼包装機械を内製化していた。

北米でも機械を生産している会社がありましたがその生産性で圧倒して来たのです。

毎分1,800枚を包装する機械を自社開発していました。

 

グリコのキャラメルにオマケが入っているのを真似てガムにおまけを付けた。

そのような作戦で棚取りをして来ました。

 

スポンサーリンク

 

 

 

神は永遠の繁栄を望まない

 

板ガムが売れない。粒ガムも売れない。

ガムのマーケットだけが激減している。

粒ガムが売れはじめクロレッツが万里の長城に進入口を築き上げた。

 

そこに自ら粒ガムを導入し、自社の利益率の高い板ガムの販売数量を激減させてしまった。

粒ガムであれば各社生産設備は直ぐに揃う。

また生産性の高低はほとんど無い。

国内メーカーでの包装が十分可能だ。

そして自ら韓国に広げた菓子事業が逆流する始末だ。

強いて言えばロッテは東南アジアへの進出が遅過ぎた。

 

恐らくガムはグミに代替えされて行く宿命にあると思う。

大人の口にはミンティアやフリスク等がコンビニの棚を既にガムから奪い取っている。

グミについてもコンビニの棚をガムから奪還している。

 

板ガムの利益率の高さがロッテの隆盛を極めさせた。

グミに至ってはその生産設備を自社では持っていない。

繁栄を極めたロッテのオーナーはガムで成功しガムの国、

 

米国に対して強い愛着を感じていた。

代々乗り継いだ車はキャディラックである。

その男が今は車椅子に乗っている。

 

次世代への交代を誤ってしまった。

命に永遠は無い。いつまで経っても91歳93歳などと言っている。

 

思い切った判断とたくさんの未来を持つ若者に手綱を渡せなかった。

 

多くの間違いを起こしている。

それに比して明治製菓・森永製菓・グリコの勢いは明確だ。

現在、製菓業界のトップを走るのは明治製菓である。

 

若い力を結集し現代企業のスタンダードな経営を行っている。

過去は問屋であった半メーカーの売り上げも大きく伸びている。

このような中でチョコレートが売れていることがせめてもの救いである。

 

ロッテを応援したい。しかし、どんどん離れていく気がする。

過去のロッテと全く違う製菓会社に変わろうとしている。

せめて明確な方針、明確なリーダー、ユーザーオリエンテッドを続けて見せて欲しい。

 

★全盛を誇ったロッテの板ガムが世間から消えようとしている。容易な言葉で言えばもう飽きられてしまったのだろう。

★お菓子,ロッテ,板ガム,粒ガム,リグレー,アダムス

★万里の長城もその一角を破壊され敵に侵入されて長い平和は終わった。盛者必衰の理である。奢れるもの久しからず。

 

カテゴリー

-製菓菓子
-

Copyright© あいじろぐ【つぶやき】 , 2019 All Rights Reserved.