きんとうん

大雪対策、車を立ち往生させない、した場合の対策

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夜の関越で風雪に見舞われると対処不能になる。

5メートル先が見えない。

よって前走車のテールランプがより所になる。

関越トンネルを抜けると幾つかトンネルがある。

その中に入ると皆、車を止めてしまう。

逃げる場所が全く無い。

 

 

テレビキャスターも何で立ち往生したか分かっていない

 

国道8号線での大雪での立ち往生

何で車が立ち往生しているか分かっていない。

国道8号線の地吹雪が第一の原因です。

突然、強烈な地吹雪が吹き荒れ視界がゼロになる。

当然、どの車も速度を落としているし、車間距離もあまり開けていると道を見失う。

前走車のテールランプを目印に走らざるを得ない。

そこに強烈な地吹雪が発生すれば車を停止する。

 

永ければ5分10分吹き続ける。

やっと視界が良くなって走り出そうと思った時には雪で車は埋まってしまう。

この時点で走行不能となる。

 

チェーンを着けていても雪に腹が付いてしまえば全く身動きが取れない。

この時点で後続車も含め移動出来なくなる。

 

もう一つのパターンが地吹雪の具合で風上から道に向かい雪庇のように雪が張り出してしまう場合がある。

夜の雪道で地吹雪がおさまった状態でも道と雪庇の識別が付かない。

雪庇に突っ込めば走行不能となる。

 

車が他にいなければ電気や車幅灯を灯し、修理工場や救出可能なランドクルーザーを探しに行かなければ自力脱出は不可能である。

スノータイヤやスパイクタイヤでもどうにもならない。

2人で乗っていたので一人が救出して下さる人を求めてもう一人が来るまで待機する。

 

地吹雪の凄さは尋常ではない。

車の室内暖房を最大にしてフロントガラスにデフで最強温度の風を当てていても雪がフロントガラスに凍り付き、ワイパーは浮き破損してしまう。

例えば関越トンネルを抜けてこの状態であるとどの車もトンネル内で車を寄せ停止してしまう。

 

つまり車を運転出来る状況ではないと言うことです。

対策としては車で出掛けない。

これを心掛ける。

 

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冬場は車に必ず準備しておいて欲しいもの

 

それでも予測を超える場合がある。12月になったら

最低限、車に必ず用意して欲しいものがある。

それは初期段階で下記に御説明します。

1.毛布(脱出不能で車の中で待つ場合に暖を取る。)
或いは滑る駆動輪に噛ませて抜け出すことにも使える。

2.先端が正方形のスコップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.緊急時用のスチール製のガソリンタンク(18リットル)
 (これは仕方なく雪を覚悟し車で走る際にガソリンの予備を積む。)

 

 

 

 

 

※間違ってもポリタンクは使用しない。

4.金属製の亀甲形チェーン(はしご形では横滑りする。)

 

 

 

 

 

 

 

 

※ゴム系のネットの滑り止めは破損した際、絡まって取れなくなる。

6.緊急簡易脱出用ワンタッチチェーン
 (食堂やガソリンスタンドなどに入り、再び道に出る際に簡易的に使える。)

これ1本で普段は事足りる。3セットほど用意する。

7.チェーン破損時の交換ワンタッチ

チェーンの駒(チェーンが切れた時にとても助かる。)
切れたチェーンを一つ外し、これを着け車重でプレス
すればチェーンの修理一発完了。10個ほど用意して置く。

8.雪国用ワイパーブレード

 

 

 

 

 

※頑丈なもので2セットは用意しておく。

9.プラスチック製雪落し

これは走行中にフロントガラスに凍り付く雪を叩き落とす時に役に立つ。

普段使いにも必要。

これら以外に軍手十双ほど、

 

冬場、日々の心掛け

 

① 吹雪く場所は前もって危険地帯をマークしておく。

② 天気予報には細かくチェックを入れる。

③ 雪が降っていなくてもワイパーは跳ね上げておく。

 

④ ブースターケーブルは必需品(バッテリーが上がった際に使う。)

⑤ 4輪駆動車だからと気を抜かない。スバル系の四駆以外はただ四輪が駆動するだけも車。

⑥ 普段からチェーンの書ける練習をしておく。タイヤにフィットするかチェックをしておく。

 

⑦ 積もった雪で腹をすった時はマフラーを修理工場でチェックして貰う。
 ほっておくと走行中にマフラーが脱落することがある。

⑧ どんなの優れたスノータイヤでも坂道は使い物にならない。

⑨ 最悪の場合、タイヤの空気を抜き、空気圧を落とす。接地面が増え制動が効く。

 

長野県新潟県を仕事で6年間、ほぼ毎日車での移動をしておりました。

二度ほど新潟県から県外に移動する術が新幹線だけと言う豪雪も経験致しました。

またスキーや登山で雪山での車移動の経験が沢山あります。

 

街乗りの高級車ではチェーンを着けても全く意味を成さない経験もしています。

圧雪の道を150キロ、チェーンを着けて走行することも度々ありました。

ゴムチェーンも使用しましたが破損した際に駆動輪に絡まり修理工場で取り除いて貰ったこともあります。

 

やはり金属チェーンが使いやすいと思います。

チェーンの駒だけ売っていて切れたら直ぐに車を止めその駒を着けて直ぐに走り出すことが出来て非常に便利だったことが特筆することです。

何より、天候が悪化する際は車は使用しない。

 

これが一番良いことです。

最後に吹雪と風雪の違いを述べて終わりにします。

吹雪は降雪がやみ、低気圧が去って行く際の強風で降った雪を巻き上げる現象です。

 

最も辛いのが風雪です。

雪が降りながら風が強く吹き付ける場合を言います。

最悪の気象条件で2018年2月初旬の豪雪で車が路上で身動き出来ない状況が続いています。

 

このように事前より悪天候が予想されている場合にも車で移動することは無謀なことであります。

仕事とは言え人命に関わる事故に至ったり、自衛隊が出動するような事態になることは事前に避けて欲しいと思います。

楽しいドライブを心がけて下さい。

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