昔々のお話しです。
皆さんけっこいう盛んに外壁塗装をしていました。
ガン吹きと言って塗料を吹き付ける工事です。
木造モルタル造りがほとんどでしたから
防水には気を使ったんですね。
外壁塗装と言えばスポンジロールで塗るのが主流です
様々な外壁材の出現が消費者の心を揺さぶります
外壁と言えばサイディングが主流になりつつあります。
始めから外壁塗装をしない考えなのか
それとも安くて工期が短縮できるからなのか?
ただ独特な柄があるサイディングですと
まだいいや!なんてほっておくと気が付いた時には手遅れです。
同じようなサイディングを張り替えしないと柄が無駄になります。
1色塗りの対応で我慢するわけです。
出来れば5年目7年目でUVカットのクリアーを塗っておきたいですね。
そのままサイディング本来の柄が末永く保てます。
紫外線の家に及ぼす脅威は信じがたいほど強烈です。
日当たりが良くて良いな~なんて思っていたら
床の木材がボロボロになるほどに強烈です。
確かにサイディングは丈夫そうに感じます。
外壁の凸部凹部などどうしても縦に繋ぎ目があって
コーキング材を打ってあるのですがこれが一番傷みます。
壁の中の木部が腐る腐らないより防水用のブルーのシートが見えている。
或いはコーキング部の左右で日当たりが違う場合など
収縮でコーキングが片方に寄ってしまっている。
また屋根などはコロニアルなんて言う素材が主流です。
これが案外持つようで持たない。
そして普段は見えないから気にならない。
現在の外壁塗装はスポンジロールで均一に、
誰がやっても同じペンキの量で済む。
おまけに水性塗料が主流だから工事中も匂いが少ない。
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永いローンを組んでお子さんも進学があったりで何で人生はこんなにお金が掛かるのか
昔の人達は外壁塗装をすることで見栄を張っていた。
今時の若い人は家にお金をかけたがらない。
自分の懐を痛めているお父さんはとても家に気を使う。
台風が来た時に雨もりすれば
一緒に涙を流し
飛び込み営業の見積に息が出来なくなり
新聞の株価に「今日は禁酒」と目をつむる。
お父さんは自分の家と同じに厳しい自然に耐えている。
せめて家だけは良い状態であって欲しい。
どんなにしっかりした家でも10年に1度は足場を立てて
しっかり点検して欲しい。
雨樋だって痛んでいる。
まさか草や花が雨樋にありやしないでしょうね。
排水しない雨樋では雪でも降った日には終わりです。
形あるものは壊れるのです。
塗料は日進月歩の進化を遂げて、早めの手当が費用負担を大きく減らす
耐熱塗料が当たり前のようになって来ている。
家の中が本当に涼しい。
防水性も圧倒的に向上している。
思い切って雨樋も取り付け位置を変えてみた。
今まで気が付かなかったことに気がついた。
激しい雨の日にサッシ周りからの水の侵入がなくなった。
チェックしていたことが一つ一つクリアーしている。
新築であまり家の手入れの知識が無かったのですから
一度思い切って外回り等一通り手入れをすると勉強になる。
いろいろと意見が多いリフォームだが外壁塗装は早め早めに行う。
それが後悔しない家への思いやりです。