きんとうん

樹木希林さんのご冥福を祈りつつその古き白黒写真に思う



 

何時の間にか写真という概念が

デジタルで弾け飛んだ。

静止画も動画もぶっ飛んでしまった。

 

変化に無頓着になっていました。

そんな事にも気付かせていただいた。

樹木希林さんのご冥福をお祈りします。

 

高価な写真機を手に入れて白黒写真に皆夢中になっていた時代があった

現代は素人も玄人も視聴に耐えうる磨かれた

画像を手に入れましたし、何時でもどこでも

撮影が出来、その貴重さが失われて来ました。

 

どんな写真も動画も撮影が可能でそんな記録画の審美感が狂ってきている

極端なことを言えば写真屋さんが

現像してくれない写真が自由に撮れる。

これは果たして自由なのか社会悪なのか?

 

樹木希林さんがお亡くなりになって

テレビが特集番組を組んでいました。

その中でまだ三十歳代の樹木希林さんの

 

白黒写真が司会者の後に飾られていました。

その髪の質感や頬の皮膚感がリアルを越えていました。

空気の存在やその距離感が堪らなくリアルでした。

 

その白黒画像からは動画やリアルな音声を

超越した命とみずみずしさが感じられました。

白黒写真だけの時代に磨き上げられた感性で

 

その瞬間を写し取る技術を維持し続けなければならない。

何時でも撮れて、気に入らなければ削除できる。

これは便利なのかそれとも映し手の心を失った

 

そんな画像や動画が溢れてしまう原因にもなります。

極論ですが映してはならない女性の姿を撮影することを

取り締まることが出来ない時代です。

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樹木希林さんはとても綺麗な方だったんですね

 

樹木希林さんがテレビに頻繁に出演されるようになって

それからの彼女だけを知りうる私たちにとって

その以前の彼女の美しさを知ることが出来ました。

 

そしてまた彼女の人生に刻まれた

一般では経験の出来ない辛いこと、厳しい現実

苦しみなどが沢山あったにもかかわらず、

 

晴れやかに多くの聴衆に不快感を与えない

勲章を頂戴するほどの演技、精神を磨き上げてきたのでしょう。

素晴らしい人材がお亡くなりになったことが残念です。

 

アナログカメラは捨てるべきか、それともデジタルを使いこなすべきか

私たち人類は多くの素晴らしい技術を廃棄してきました。

購入者が激減すれば生産を止めてしまう。

確かに人はどんなに素晴らしいものでも

 

飽きてしまう性癖を持っております。

誰もプロ写真家に憧れてコダックRPK64と言う

ポジフィルムを使っていました。

 

ちょっと緑がかって

白黒フィルムのように暗部と明部の差を

微妙に操らないと味が出ない。

 

カメラとレンズを選び、フィルムまで選定する。

しかし、いくらデジタル化が進んでも

カメラとレンズはやはり選ばないと

 

Goodな写真はやっぱり撮れないか?

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