歴史

坂本龍馬の名言と性格

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土佐に生まれたことが似合う男だ。

23歳頃までは剣術に打ち込んだ。

但し、江戸神田お玉池千葉道場でその才は花開く。

特に詩を読んだり書いたりは好きでない。

ただ手紙を書くのは楽しみのようでした。

剣術が誰の目にも格別に優れていたことでその名を世に馳せた。

 

名言を残すことなどは考えていなかった

 

剣術に打ち込んでいたんだ。

それ以上のことは考えていなかった。

親兄弟の助けがなければ生きていけなかった龍馬。

 

江戸の人情や各藩の秀才天才が、そして女達が龍馬の心を動かした。

もともと剣術では生きていけない性格だった。

兄弟子が弱くなった。

 

違う龍馬の腕が格段に上達した。

だからと言って兄弟子に勝ちを譲る性格は剣術では生きていけない。

 

桂小五郎や武市半平太に乗せられた

人の話を良く聞く。

聞き上手である。

ついつい乗せられて小五郎も話しすぎた。

 

半平太は遠い親戚だ。

年上だが藩の若者に人気がある。

龍馬は剣術が出来る為にその中に存在していた。

 

お田鶴様も悪い。

「それならば幕府を倒せば良い。」

軽々しく言える言葉ではない。

 

お田鶴様は巧みに相手の頭の中に眠っているものを引き出してくれる。

そんな能力がこの女性には備わっていた。

この時は多公儀幕府はイコール日本であった。

 

それを倒してしまえば良い。

と言われても俄(にわか)に何をすれば良いかは解らない。

20才を過ぎれば女が許さない。

 

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後に龍馬は以下のように語っている

 

-------人に会う時、もし臆するならば、その相手が夫人とふざけるさまは如何ならんと思へ。

         たいていの相手は論ずるに足らぬように見ゆるものなり。

-------義理などは夢にも思ふことなかれ。身をしばらるるものなり。

-------恥ということを打ち捨てて世のことは成るべし。

 

龍馬はもっと複雑な性格の男だから、これも肚の底からこう思っていたわけではなく、実は気の優しすぎる男であった。

自分の優しさをこのような言葉を作って叱咤鼓舞(しったこぶ)したのだと思われる。

 

19才で江戸に来て、2度目の江戸である。

 

半平太が言う「さればおまんは武士ではないのか。」

「武士武士とガミガミいわんすな。耳が鳴るわい。」

「されば、おまんは何じゃい。」

「坂本龍馬じゃ」

 

これが生涯を通じての龍馬の思想だ。

武士、町人はこの世の借り着、正真正銘なのは人間一匹の坂本龍馬である。

と龍馬はおもっている。

 

龍馬は既に近代国家にいるような気持ちの持ち主だ

 

強いて言うならば剣術で相手と相対する。

その駆け引きを考えている。

これも探り合いだ。

相手の手管を読み取って己より強いものを負かす。

 

剣術で有名無名を問わず戦えば人間心理の欺合いなる。

そのスキを見出し打ち込んでゆく。

この剣術での心理戦が龍馬の人心掌握術に繋がっている。

 

龍馬の名言格言

 

日本を今一度 せんたくいたし申候

 

世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る

 

義理などは夢にも思ふことなかれ 身をしばらるるものなり

 

事は十中八九まで自らこれを行い 残り一、二を他に譲りて功をなさむべし

 

恥といふことを打ち捨てて 世のことは成るべし

 

何の志も無きところに、ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり

 

時勢に応じて自分を変革しろ

 

われ、はじめて西郷を見る。 その人物、茫漠としてとらえどころなし。

ちょうど大鐘のごとし。 小さく叩けば小さく鳴り。 大きく叩けば大きく鳴る。

 

感涙とどめず、 遥か江戸の地より拝し、 龍馬かならずこの恩に報うべし、 と天地神明に誓ふ。
※父が亡くなった時に詠んだとされる句


文(ふみ)開く衣の袖は濡れにけり 
海より深き君が美心(まごころ)

 

世界の海援隊でもやりますかな

 

 

丸くとも  一かどあれや人心  あまりまろきは

 

 

人の世に道は一つということはない。 道は百も千も万もある。

 

 

万事、見にゃわからん。

 

俺は着実に物事を 一つずつ築きあげてゆく。

現実に合わぬことはやらぬ。

 

 

偏見を持つな。

相手が幕臣であろうと乞食であろうと、 教えを受けるべき人間なら俺は受けるわい。

 

 

俺は議論はしない、 議論に勝っても、 人の生き方は変えられぬ。

 

奇策とは百に一つも用うべきではない。

九十九まで正攻法で押し、 あとの一つで奇策を用いれば、 みごとに効く。

奇策とはそういう種類のものである。

 

人間というものは、 いかなる場合でも、 好きな道、得手の道を

捨ててはならんものじゃ。

 

男子は生あるかぎり、 理想をもち、 理想に一歩でも近づくべく

坂をのぼるべきである。

 

夢中で日を過ごしておれば、 いつかはわかる時が来る。

 

人生は一場の芝居だというが、 芝居と違う点が大きくある。

芝居の役者の場合は、 舞台は他人が作ってくれる。

なまの人生は、 自分で自分のがらに適う舞台をこつこつ作って、 そのうえで芝居をするのだ。

他人が舞台を作ってくれやせぬ。

 

金よりも大事なものに 評判というものがある。

世間で大仕事をなすのに これほど大事なものはない。

金なんぞは、 評判のあるところに 自然と集まってくるさ。

 

慎重もええが、 思いきったところがなきゃいかん。

慎重は下僚の美徳じゃ。

大胆は大将の美徳じゃ。

 

わずかに他人より 優れているというだけの知恵や知識が、 この時勢に何になるか。

そういう頼りにならぬものにうぬぼれるだけで、 それだけで歴然たる敗北者だ。

 

人として生まれたからには、 太平洋のように、 でっかい夢を持つべきだ。

 

おれは落胆するよりも、 次の策を考えるほうの人間だ。

 

人間、好きな道によって 世界を切り拓いていく。

 

疲れちょると思案がどうしても滅入る。

よう寝足ると猛然と自信がわく。

 

時勢は利によって動くものだ。

議論によっては動かぬ。

 

世の既成概念を破るというのが、 真の仕事である。

 

人間、不人気では何も出来ませんな。

いかに正義を行なおうと、 ことごとく悪意にとられ、 ついにはみずから事を 捨てざるをえなくなります。

 

人の世に失敗ちゅうことは、 ありゃせんぞ。

 

古来、英雄豪傑とは、 老獪と純情の使いわけのうまい 男をいうのだ。

 

何でも思い切ってやってみることですよ。

どっちに転んだって人間、 野辺の石ころ同様、 骨となって一生を終えるのだから。

 

事をなさんとすれば、 智と勇と仁を蓄えねばならぬ。

 

暗ければ、 民はついて来ぬ。

 

今は力を培養するときだ。

その時機を辛抱できぬのは男ではない。

 

相手を説得する場合、激しい言葉をつかってはならぬ。

結局は恨まれるだけで 物事が成就できない。

 

いったん志を抱けば、 この志にむかって事が 進捗するような手段のみをとり、 いやしくも弱気を発してはいけない。

たとえその目的が成就できなくても、 その目的への道中で死ぬべきだ。

 

雨が降ってきたからって走ることはない。

走ったって、 先も雨だ。

 

何か皆様の人生で役に立ちそうな名言・格言があったでしょうか。

 

 

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