特許と言えば伝家の宝刀のように思われていませんか。
なかなか特許を取れても売れなければ無用のものになります。
確実に意図して特許を有効に出来るとしたら素晴らしい事です。
つまんないと思っていても見る人活用する人によっては大当たりもします。
しかし、おもしろいと思ったら特許申請するのも面白いですね。
特許意匠登録実用新案商標
特許庁
その問題が発生するまで私には全く関係ないことと頭の中には何の知識もありませんでした。
もし本当に新しいものを考案してそして世に出そうと思われるならば弁理士に頼むと楽が出来るかもしれません。
しかし現在は自分で申請書類を書いて特許や意匠が申請出来る時代です。
10年以上前は地下の駐車場も無料だったと聞き、
もっと前からここに来ていれば良かったと非常に残念に思いました。
今は自宅からも特許庁の資料にアクセス出来ます。
しかし、実際に行って解らないことを指導員に聞きながら広いスペースで調べることをおすすめします。
それは何故かと申しますと素晴らしい意匠や特許がたくさん申請されており
その内容についても理解が出来るようになり、その逆手を取って、つまり既に申請が済んだ意匠や特許、
商標等を分類から調べるわけでその分類項からちょっとひねれば
素晴らしい新製品の開発するヒントが山ほどあるからです。
例えばお菓子の容器が左右対称と意匠の説明にあれば左右対称でないものをデザインすれば良いわけです。
また特許庁では調べきれないこともその周辺に調べたり教えてくれる公の団体があります。
むしろこう言うものを考案したので調べに行くと言う意味よりも
そこには新製品のヒントが山のように整理され並べられているのです。
そして解らないことは手取り足取り教えてくれます。
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情報の宝庫
特許庁は情報の宝庫であり、韓国・中国の企業は日本語に長け、
特許・意匠の解る人材を使いインターネットから新製品を開発しています。
それと同じように日本人も昔から特許庁の資料を有効に使い新しい製品を開発して来ました。
そこに通わないことが失敗であり、利用することをお勧めします。
只、本当に利用し製品を世に送り出す際はやはり専門家の意見を聞いて実施して下さい。
中には特許をたくさん持ちわざとある程度製品が動いてから訴えてくる輩もたくさんいます。
オートフォーカス
ある知人の話でこのような話がありました。
工学部を卒業しいろいろなことに興味を持っていてたまたま、
カメラのオートフォーカスを考案した方で、
新しいものを考えることに素晴らしい才能があるのです。
しかし、特許等については全く考えに無かったのです。
しかし、月刊誌「トランジスタ技術」に投稿しその理論が採用され誌面に載ったそうです。
その雑誌が世に出てから直ぐにニコンの方が訪問され新橋でご馳走をしてくれました。
何の意味かも解らず、その後、直ぐに今度はキャノンさんがやはり高級な料亭で
ご馳走をしてくれて何が起きているんだろうと不思議に思っていました。
その次に来たものはライカ社からの内容証明付きの郵便書面でした。
つまりオートフォーカスの理論はライカ社が先に発表し製品化しているもので
特許侵害であると言う内容でした。
ビックリして弁理士の事務所に駆け込み相談したところライカ社より先に
トランジスタ技術で全国に公開した後であった為、ライカ社の訴えは無効である。
裁判になる前にその事実を突きつけ事なきを得たそうです。
マリブ 風速40メートル
釣りとたばこが好きな方がいて船で沖合まで移動する間、
風が強くたばこに火を着けるのが大変で風防付きライターを
考案し特許申請をされた方です。
北米のカリフォルニア等、やはりマリーンスポーツが盛んな地区で
ビックリするような数量のオーダーが来てその製造のお手伝いを
させて頂きました。
その後、ワールドワイドパテントも申請したのですけれど
コピー商品が山のように売られ、はじめはそのコピー商品を
製造販売しているもの達を見つけ出すことに辟易していました。
しかし、ある時気がついたそうです。
自分で作るのは初期投資が掛かるし、売れれば売れたで
作るのが大変であることに疲れ果てたのです。
そこで今度始めたことはコピー商品を売っているものが出たら
その商品を製造販売しているもの達を見つけ、
ちょうど特許侵害の裁判で5000万円ほど取れる数量が出るまで待って、
そこから訴えを起こし5000万円を頂く方が楽で簡単なことに気がついたそうです。
そう言う方もいるので充分注意して下さい。
それにしても古い話で煙草を嗜好される方は激減し、
ライターも売れなくなりました。
小さな子が使えないような仕組みにされているそうです。
私も15年以上前に煙草はやめてしまったのでライターが
どのように変わったのかを知りません。
その風防付きライターは風速37メートルまで
火が着けられたそうです。
そんなものが爆発的に売れた時代もあったのです。
最後までお読みくださりありがとうございます。