大好きで楽しく賢く生きる情報を発信

趣味を副業に  あいじろぐ

毎日が旅、仕事なのに旅をしているよう、ライターみたいに書き記す

日常から離れて知らない街を訪れる。

今まで知らなかった光景がそこにある。

車で走り続け、目指したのは飛騨高山

 

朝市を見ながらこころ人たちには日常

6時間走り続け、俺には充分旅なんだ。

この落差を考える度に面白いと思おう。

 

営業って旅そのもの、旅とか旅行では味わえない本当の”旅”がそこにある

信濃大町から白馬まで車で走る。

周囲は憧れた信州の山並みがあり

山ばかりに気持ちが向いていた時

 

気が付かなかった光景がもっと

ダイナミックに続いていた。

 

日常と非日常、発見のない日々と刺激溢れる日々

高校生のころからほとんど家にはいなかった。

1年に89日も山の中にいた。

お前は山賊にでもなるのか。

 

そんなことも言われた。

確かに宿泊はテントの中であった。

山小屋に宿泊することは倶楽部で禁止されていたのだ。

 

と言うより泊まる金がない。

不思議なんだが金もないのに毎週のように山の中にいた。

電車賃はかかるが山の中では金は要らない。

 

町にいたら経験できない光景に何度も感動した。

夏は暑くてザックは重い。

冬は冬で寒くて寝た気がしない。

 

日常と非日常を繰り返す。

いつの間にかそれが当たり前になってしまった。

それでも大学を卒業すれば就職しなければならない。

 

就職する第一の職業を決める動機は

いつも非日常の中にいられること。

地方を飛び回る営業マンを目指した。

 

20倍の競争を勝ち残り晴れて営業マンになれた。

山登りだからなんと配属先は松本営業所。

喜ぶべきかどうか不安も確かにあった。

 

始めて訪れた営業所の隣で無の花が咲いていた。

小雨が降っていて何となく豊穣と

云う言葉を思い浮かべた。

仕事は楽かどうかではなく地獄の苦しみだ

人は不思議で過ぎ去った苦痛は忘れてしまう。

すぐ近所に林五一ワインナリーがある。

何がどう違うのか一升瓶で500円と700円があった。

 

会社で借りてくれている借家

その冷蔵庫の棚を全部取り除き

一升瓶のワインを詰め込む。

 

夜中に仕事から帰り

まずはコップ一杯の五一ワインを飲み干す。

仕事はt楽て大変だがそんなことを

 

いちいち考えても始まらない。

俺は非日常と言う旅をしているんだ。

そんなことを心の中で語り掛け

 

束の間であっても信州を楽しんだ。

まだ国鉄であった。

それなのにヒットしたキャッチコピーがある。

 

----さわやか信州-----

真夏でも朝晩や太陽のない日は

寒いほど涼しい。

確かにさわやかな信州だった。

 

俺がいつも残念に思うことは

米喰い人なのに田植えをしたことがない。

腰をかがめて一列に植えて行くものだとばかり

 

思っていた。

気のばんじゅうから放射状に投げている。

その爺さんは何とも上手に

投網でもするように

苗を投げて植えていた。

 

一人でこの光景を眺めていた。

これって旅?仕事?感動?

ワインが作られて

売られている瓶も一升瓶

 

コップで飲み干す飲もかたも不思議

常識でない日常を発見することが面白い。

 

しかしながら

いっそ死んだほうが楽なんじゃないかと

そんな風に思うほど仕事はつらかった。

 

1年を暮らし、そして休日を楽しむなら松本は最高に良い場所だ

冬は極度に寒い。

盆地になっている塩尻は

風呂に残した湯が朝、完全に凍る。

 

出勤するのにやかんに湯を沸かし

フロントガラスにかけて溶かす。

やかんを置いてくるとまた凍っている。

 

エンジンが温まるまでは走行できない。

普段の生活なんだが非日常がある。

いろんな場所に行き、いろんな経験をする。

 

これが旅なんだと真剣に納得する。

かわいい子には旅をさせろと言う。

多くの人々に接してこいと言う意味だ。

どんな嫌な奴でもずっと付き合って心を溶かす。

嫌で嫌でしょうがないんだが仕事だから

それでも販売店へ行く。

たどり着き車を降りて店に入る。

嫌でも行く。それでも行く。だって行く。

必ず春が来る。

 

その春は人生最上の春だ。

信州の桜はまた妖艶だ。

結構、誰もが誰も夜桜を見に行く。

 

人生の良いことも悪いこともすべて含めて

みんなで桜を見に行くのだ。

高遠の夜桜はきっと生涯忘れないであろう。

 

冬になればスキーキャリアを付けっぱなしの車に

スキーの板をひょいと乗せ

40分も走ればガンガンスキーができる。

 

夏はほんの一時だが日本海の青海で抜群の環境で海水浴だ。

砂浜と言うより丸まった石の浜である。

帰りに安価な巨大甘えびとサザエを買う。

 

帰ればワインを飲み干しながら賞味する。

強いて言えば信州は食べ物が豊かだ。

同行販売で問屋さんの営業マンと

 

昼食を食べていると俺はご飯粒を残すな!

と教えられた。

そんな俺を見て「君は飢えているのか?」

 

とにかく食べ物が豊かなのだ。

友人の父親(恩師)に話したら

だから長野は撫すばかりなんだぞ!

 

これはすでに故人の話なので

怒らないでほしい。

農作物が豊かな地区は美人はいない。

 

翻って豊かでない地区は美人の子種を残す。

飢饉の時は娘を売って凌ぐのだ。

だが一つ解せないことがある。

 

新潟美人、秋田美人とは言う。

何故、山形美人はいないのだ。

斎藤茂吉先生何故ですか?

 

信州と言うフィールドはでかい。

俺の人生は日々が旅で出来上がっている。

ありがとう!

  • B!