上記画像は数ヶ月前に完工、サイディングの柄は残せなかった。しかし光触媒を使用し、外観には雨だれの後や汚れなどは無い。光沢感を無くし威風堂々と仕上げた。
一軒家についてしばらく考えたことがなかった。
一度建てたらそれっきりが当たり前と思っていた。
40年以上前の記憶では外壁塗装とは言っていなかった。
”ガン吹き”って良く言っていたようです。
外壁塗装について
随分、建築業界も変わったようだ。
基本は変わらないけれど
仕事を決められれば決めたヤツの勝ち
そんな仕事をピンポン営業で契約を取るなんて知らなかった。
男一人で訪問営業をして契約を頂いてペンキ屋さんに塗らす。
そんな商売が始まって組織的に商っているらしい。
それはそれでクライアントが気付かずに教えて貰って
依頼しているなら良いことだ。
それなりの専門知識があってのことなら悪口を言うものではない。
本来、家を建てた工務店や建設会社がそろそろメインテナンスを
と言って工事を進めるのが筋だと思う。
都心部ではちょっと前の工務店が激減してしまった。
左の家は未塗装、サイディングの柄がもう既に遅く残せないと思われる。右の家は塗装を実施したが
サイディングの柄が残せなかった。
もっぱら家を建てるのはテレビコマーシャルを入れているハウスメーカーだ。
定期的に訪問して来て修繕や交換を告げていく。
1軒、お客様を捕まえれば30年以上に渡ってお客としてゆく。
建築材料などは自社の工場で量産したものを使う。
人足はもっぱら地場の工務店や大工を使う。
部材はシステマチックに組み立てていくわけだから
人手間もそれほどかからない。
儲かるわけである。
外壁塗装に到っては原価40%でハウスメーカーが60%のマージンを取る。
それが建て主にとって良いことなのか悪いことなのかは疑問だ。
自ら勉強をしてどうすればよいかが解れば無駄金は要らない。
ただ、分からない顧客から、安さで手抜きだと思われるのも変なことである。
安すぎるのも手抜きがあるようで困る。
ガン吹きで無くスポンジ塗り
ガン吹きは技術が要る。
使用するペンキの量が均等に出来るようになるまで修行がいる。
現在はスポンジで塗る。
スポンジで塗ると平均的に塗れる。
ここで職人的技術は不要だ。
ガン吹きで塗っている光景はなくなった。
壁や屋根を見るようになって気付く塗り替え時期を過ぎてしまった家の多さ
自分でお金を出して家を建てた人は塗り替えを考えている。
そのお子さん達は親にそんなことにお金を使わせたがらない。
そんな金があるなら車を買って欲しい。
海外旅行へゆく費用を出して欲しい。
しかし、自分がその家の面倒を見る気が出て来ると
真剣に調査して最も良いものを選ぶ。
特にお話ししておきたいことがある。
サイディングで柄物の壁は退色してしまえば
一色塗りになってしまう。
下地のコンクリートと塗装の間に雨水が溜まっている
出来れば6~7年ほどでUVカットのクリアーを早めに塗っておくと助かる。
サイディングもコーナー部に縦に2箇所、コーキングが打ってあるものは避けて欲しい。
傷みが早い。
自宅も含めて外壁塗装工事を見て来ました。
塗料を塗るよりも、その前の養生に手間暇がかかる。
塗り始めれば一瞬で終わる。
十把一絡げのように足場台が幾ら、コーキングが幾ら
塗料代が幾らで考えると意に沿わない工事になってしまう。
ちょっとは利幅が多くないと途中での追加工事もしっかり金を取られる。
余裕があるとそのままにお予算でやってくれる。
工事中も気分や良く職人さんと過ごすことが出来る。
蓋を開ければ誰も心の底から嬉しくなるほどに儲けてはいない。
良い工事が出来るようにしてあげることが大切だ
生涯所得のかなりな金額を使う家である。
納得が出来る。
5年経って良かったと思える工事をして欲しい。
良い材料がたくさん出回っている。
塗料の専門家になるくらいの気持ちで一時、調べてみるのも必要なことだ。
ある地主さんのお話です。
「飛び込みセールスの話は聞いてみることにしている。」
「そうしないと新しい商品等の話題が入ってこないから」
「出来る限り聞くようにしている。」
逃げてばかりでは良い情報と悪い情報とどちらも耳に入らない。
外壁塗装にしても次から次へと新しい塗料や塗装方法が出て来る。
また販売方法さへ変わるのだからしっかりと情報を仕入れるんだ。