日本は急峻な地形を持つ島国です。
周囲を海に囲まれ、陸に平地は少ない。
急峻な山々が聳え立ちます。
そんな地形の日本に住んでいるのですから登山をしましょう。
登山をするなら登山靴
登山靴の選び方
もし君が若くてこれからレベルを上げて行きたいなら
本格的な登山靴を購入しよう。軽登山靴などは技量が最高到達点に達してからで良い。
特に縦走登山をテントで行うためには荷物は重くなる。
下山の際に足首を痛めない為にあの重そうな靴を履く。
ちゃんと歩けるようになるまではこれがお勧めだ。
昔、キャラバンシューズと言うヤツがあったが雨が降ったら
靴の中まで濡れてしまい足を痛める原因になる。
いい加減な靴を毎回の山行で替えるなら君の足は靴に馴染むことはない。
購入した手はカチンコチンで硬い。
買ったばかりは嬉しくて直ぐに履いて近所を歩き回った。
早く靴と足が一体になることに専念した。
しかし実際は1週間ほどの山行を2回3回と繰り返すごとに靴も足もお互いに妥協しながら夫婦のようになる。
登山靴は登山者の命だ。踵が擦れて血だらけになることもある。
山行から帰ってきたら全体を水洗いして古新聞を中に詰める。
それから保革油を丹精込めて塗り込むのだ。
初めはそれほど高いものでなくて良い。
ビブラム底は入山日数を80日で張替えになる。
張替えも1回か2回すると靴自体も限界が来る。
その次に購入する際には見極めが出来るようになっている。
例えば高校1年生になって山岳部に入部する。
新人歓迎山行から始まり、プレ合宿、夏山合宿
毎月のクラブ山行以外に毎週出掛ける。
1年たつ前にビブラム底を張り替えるはずだ。
冬山合宿で寝袋に入り2リットルの水筒と登山靴を抱きしめながら寝る。
これは温めておかないと翌日カチンコチンになってしまうから。
ここまで履いてくると愛着が沸く。
次に欲しくなる靴
冬山も3回経験すると冬山用の靴が欲しくなる。
いくら夜中に温めていたとは言え3000メートル超の
山域では朝陽が出て来て人風吹けばカチンコチンに固まってしまう。
当然ながら靴の上からオーバーブーツを履かなければとてもではないが氷の靴を履いているような状態になる。
冬山では状況に応じてオーバーブーツを履くかスパッツを着けるかはたまたアイゼンを履くか、かんじきを逆に装着するかケースバイケースで決めていく。
1年を通じて初めて何をどうするかを身をもって知ることができる。
先輩(OB)は皆独自に工夫をしていた。
巣鴨のゴローはすべてオーダーメイド靴内に7mm程のフエルトを敷いて
その状態で足に合わせて作ってもらう。
これが冬山行の定番になる。
但し、3000メートル級の山で数日間行動する際に使うものだ。
それ以外はそこそこの安さでお気に入りの靴で良い。
2年生から3年生になる頃には1足目の登山靴とお別れする時が来る。
ロッククライミングの練習や冬山でそして四季の山々を共に過ごした靴。
ビブラム底ももう1回(2回目)張り替えるには限界が来ている。
そこからは雪のない日帰り登山用の靴。
雪のある軽装での山行用
そして合宿用と自分の好みで揃えれば良い。
まず1足を履き潰してみないと何が良いかはわからない。
足元が軽快でないと折角の山行がつまらないものになってしまう。
多分、これから登山靴を買うとしたらゴローで買うだろう。
最後までお読み下さりありがとうございます。
※アイキャッチ画像の登山靴はベーシックで最初に購入するには最適な靴だと思います。
靴紐の通し方が素人ぽいですが。