文化と文明

東京の銭湯料金と現状

投稿日:2018年1月23日 更新日:



 

公衆浴場は日本の大切な文化です。

しかし、一般の住宅やアパートでも簡易浴槽やシャワーが当たり前になって来ています。

年若い跡継ぎが次々と手を打って何とか銭湯文化を維持させております。

ただ、地価の高騰や相続税、燃料に高騰等、入浴料ではカバー出来ないのが現状です。

1週間に1度は広い浴槽で入浴したい需要を獲得しているようです。

日本の文化としてご近所かたがたと語り合うスペースとして存在して来た銭湯が激減していることが気になります。

 

 

銭湯は日本の文化だ

 

銭湯は大切な文化

 

銭湯で検索された皆さんは料金やちょっとたまに入ってみたいな。

そう思われていませんか。是非、週に1回は銭湯に行って下さい。

実は廃れていく銭湯と文化として益々盛んな銭湯とに二分されます。

 

跡継ぎがいて何とか生き残ろうとしている銭湯は工夫が沢山されている。

あの手この手で生き残りを掛けると言うより、挑戦している。

土地持ちで7階建てのビルにしながら1階で銭湯をしている所もあります。

 

今回、大人の料金で¥10円の値上げをしました。よって¥460円になります。

それでも区から補助金を頂戴しないと経営は成り立ちません。

近所付き合いがなくなって行く現代に本来なくてはならない場所でした。

 

まず第一の問題点は最低でも150坪は土地が必要です。

固定資産税など都心では大きなハードルがあります。

銭湯は廃業して賃貸経営をするにしても一時と比較して

 

解体費用が3000万円ほど掛かります。以前では1000万円程でした。

悲惨なのはほとんどが借地である場合です。

加えて後継者がいない。これは生き地獄に等しいことです。

 

だから広い浴槽で週に1度はゆっくり体を休めて下さい。

 

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賃貸住宅建築営業のターゲット

 

どちらにしろ150坪の有効利用は賃貸住宅がぴったりなのです。

むしろ昔、銭湯を専門に建築していた企業が賃貸住宅建築を

お風呂屋さんに勧めているほどです。

 

日本国内では1日1件のペースで銭湯が廃業しています。

しかし何やら賃貸住宅以外の利用方法を推進しているようです。

何に目を付けたのか、その建築材料である木材がとても高級な素材で

それを生かしたとんかつ屋さんや飲食店にしたり、美術館に改装したりと

 

有効活用しているようです。

それでも経営者の生き残りを考えれば疑問を感じないわけには行きません。

 

5年から10年で銭湯は身近からなくなる

 

ここで一つだけお話をします。銭湯に行きたいと思っても

俄に行けない時代が来ます。そんな時を迎える前に今一度味わって下さい。

なにをどうしようともどうにもならないこともあります。

 

次の世代が行きたくても行けない時代が来るわけですから

せめて何度か行って味わって来て下さい。

そしてお子さんやお孫さんにその存在を伝えてあげて下さい。

 

かのハインリッヒシュリーマンが日本に来た時の紀行文にその国、日本の入浴・混浴文化を見て「素晴らしく清らかな素朴さだろう!」と銭湯の前を通った時に感動して叫んだらしい。

どんなに貧しい人達でも毎日銭湯に入っていることに驚きを持って感動したらしい。以下、wikipedia に記された文章を引用します。

日本人の入浴・混浴文化を知って「なんと清らかな素朴さだろう!」と初めて公衆浴場の前を通り全裸の男女を見た時に感動して叫んだ。『どんなに貧しい人でも、日には一度は公衆浴場に通っている。」とし男女混浴を見て「禁断の林檎をかじる前の我々の先祖と同じ姿になった老若男女が一緒に湯をつかっている。日本人は礼儀に関してヨーロッパ的観念をもっていないが、人間というものは自国の習慣に従って生きている限り間違った行為をしているとは感じないものだからだ。そこでは淫らな意識が生まれようがない。すべてのものが男女混浴を容認しており、男女混浴が恥ずかしいことでも、いけないことでもないのである。ある民族の道徳性を他の民族のそれに比べてうんぬんすることはきわめて難しい。』と記した

このように異文化の人に感動を与えた銭湯が消えて行くことに寂しさを憶えるのは私だけであろうか。

最後までお読みいただき有り難う御座います。

 

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