在りし日

忘れ得ぬ友へ

投稿日:2018年1月27日 更新日:

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幼稚園、送り迎えのバスの中。

行きも帰りもはしゃいでいたね。

窓から見えるいろいろなものに興味があった。

自転車の補助輪が不要になるのも早かった。

何時も一緒に遊んでいたね。

 

 

真っ赤に染まった白山通り

 

今でも親友だと思っているよ

 

ナナハン

ノーヘルメット

無免許

 

颯爽とバイクに跨がり

ちょっと試し乗りをしたんだ

学校の正門の近くで

 

片側三車線

その対向車線の歩道に

君の愛する人がいた

 

片手で走りながら

君は手を振った

心の全てが彼女に向かっていたんだね

 

どれだけのスピードを出していたんだ

そのまま駐車していたダンプカーに

君は突っ込んでいった

 

きっと誰も何が起きたかは

解らなかったんだ

直ぐには無理だよ

 

同じ幼稚園から

小学生になって

何時も一緒に遊んでいた

 

中学で別れ別れになったけど

毎週日曜日には

魚釣りに行ってたじゃないか

 

誰が悪いわけではない

全てが全てほんの少しずつ

ほんの少しだけいけなかったんだ

 

直ぐに病院に運ばれて

お前は命の塊だった

お前のお父さんもお母さんも

 

その姿を見て

どうぞ神様、後生だから

直ぐに天国に連れて行って下さいと

 

誰も流したことのない

悲しみを含みきれない涙が

床を濡らしていたらしいね

 

そんなボロボロの姿になっても

2日間も生きていた

どうしたらいいんだ

何が出来るんだ

ついこの前、彼女の惚気話をしていたじゃ無いか

悪者の探しようがない

 

神様の不注意だ

友達がナナハンを乗って来ていなければ

ヘルメットを被っていたら

 

ダンプが止まっていなければ

彼女が見ていなければ

ご両親がバイクの免許を取らせてあげていたら

 

今更、何をどう考えても元には戻れない

何時も一緒に遊んでいたじゃないか

大人びたこともやらなかったよ

 

もう既に数十年も前の出来事だ

始めて友の死に直面した

告別式の日

 

彼女が母親と共にお前を弔いに来ていた

その姿は悲しみを遙かに超えてしまって

今にも空を飛ん行ってしまいそうだった

 

おれはどうすれば良いのだ

どんな顔して日々を過ごせば良いのだ

お前と同じ名前を見たり聞いたりすれば

 

何時もお前を思い出す

優しいやつだったよ

子供だったけっど

 

何時も何でも隠すことなく

いっぱい話していたよ

お前のことを忘れること何て出来やしない

 

お前のお袋さんに今もちょくちょく会う

お前の妹も弟も立派な大人になっているよ

お前だけがいつまで経っても十代のままなんておかしいよ

 

でも待ってろな俺も直、やっとそのうちお前の側に行けるよ

そしたらまた魚釣りをしようぜ

熱帯魚の話を永遠とおしゃべり出来るんだ

 

お前はいい奴だったよ

決して悪ガキではなかった。

優しい心を持ち合わせていたじゃないか

 

きっとまた会おうよ

約束だぜ

お前と俺には

 

ガーベラの花なんて似合わない

 

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天に召された友

 

丁度、中学2年か3年生になる頃だったと思う。

同じ幼稚園に通い、帰った後も一緒に遊んでいた。

小学生になっても暮らすが違うこともあったけど

 

何時も一緒遊んでいた。

地が買ったのはお前は長男で俺は末弟だった。

事故の話を聞く3日前に1時間ほど話をしていた。

 

まだまだ子供である。強いて言えば行った私立中学が悪かった。悪い先輩がたくさんいたようだ。

徹夜麻雀に付き合わされて賭け麻雀で20万円くらい負け込んだ話なんかを俺にしていた。

しょっちゅう釣りに行っていたので朝が早いのは苦にならない。

 

悪いのは学校の仲間達だ

 

朝早く彼女の家に行ってまだ寝ているその家族に気付かれないように彼女の部屋に入り込む。

そんな話をしていた。全く不似合いな内容だ。

お前を死に至らしめた全ての環境が憎い。

 

失うことの意味に苦しむには俺も早過ぎたんだ。

大学生になって丁度、お前が事故を起こした現場の近くに住む奴と友達になった。

その事故を憶えているではないか。

 

白山通りが血の海になった事故と伝説になっているそうだ。

またお前と会ったらゆっくり話そう。

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